インプラント 骨が細い部位のインプラント(GBR法・骨造成法)



銀歯の中が割れてしまい腫れと痛みがあり抜歯となってしまいました


レントゲン写真で割れている様子がわかります

割れてから時間が経っていたため骨がだいぶ溶けてしましました 2壁性の骨欠損で骨を作るのが難しいケースです


抜歯すると骨がごっそりなくなっており大きな穴があいています

このままではインプラントができないため骨を作ります


骨の元となる人工骨とリグロス、ベリプラストを混ぜて詰めます メンブレンは今は置きません

ノーメンブレンテクニックです



リッジプリザベーション直後

骨欠損を人工骨で埋めました

骨に置き換わるまで3ヶ月待ちます

従来法では6ヶ月待っていたのでかなりはやくなりました


3ヶ月後素晴らしく骨ができています

2壁性コツ欠損でここまで骨を作るのはかなり難しいです


インプラントを埋入してくっつくまで4ヶ月待ち


埋入手術直後のレントゲン


白い歯が入りました

抜歯してから7ヶ月と従来法よりもはやくなりました

次は

骨があまりないとインプラントが出来ません。
骨の幅や高さを増大させて、骨を作ることを
GBR法(Guided Bone Regeneration)といいます。
この症例は、骨の幅も高さも足りなかったので
GBR法+ソケットリフトを用いてインプラントをしました。
歯が入るまでに1年かかる大変なパターンです。
1 骨が十分にある場合
2 骨が少し足りない場合
3 骨がかなり足りない場合
で分類すると、今回は3に相当します。


状態が良くない歯を放置してしまったため骨の幅が足りません。インプラントを希望されている場合は、明らかに悪い歯ははやめに抜かないと、骨が溶けてインプラントが難しくなります。

黄色い線に挟まれた部分が骨です。 特に手前側の骨の長さが足りません。

インプラント埋入の前に、骨の幅と高さを増やすためにまずGBRを行いました。
骨補填材を入れて、Gore TR Membraneという膜をおきました。現在は別の膜を使用しています。
この状態で骨が出来るまで6ヶ月待ちます。

6ヵ月後のレントゲン写真。
随分骨の高さがアップしました。

これくらい骨ができればインプラント治療がしやすくなります。

骨の高さとともに幅も増えました。

インプラント2本埋入手術時。 更に幅を増やすため人工骨を足してあります。

咬合力が大変強く、歯ぎしりをする患者さんだったので、長さがもう少し欲しくてソケットリフトを併用して更に骨を作りました。黄色い線が増やした部分です。

更に6ヶ月待って、本歯が入りました。今は奥歯でも白い強度のある歯を提供しています。
骨がなくてインプラントができないといわれた方、一度ご相談ください。
限度はありますが、できるかもしれません。
治療期間 1年


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