ラミネートベニヤ


ラミネートベニアは歯の表面の表側だけを少し削って、白いセラミックを貼り付けることによって、色調、形態を改善する治療法です。



前歯に古いレジンの詰め物がしてあり、変色しており、見た目が気になって来院されました。
変色しない材料で奇麗にしたいとのことですので
4本をラミネートベニアで修復することにしました。

削り終わったところです。
エナメル質の範囲で表側だけを削るので、麻酔も必要ありません。
歯肉縁上マージンです。

完成したベニアを鏡の上にのせて撮影しています。
鏡で裏もあるように見えますが、裏側はありません。表側のみです。金属は使用していません。 

強力な接着剤でつけ終わったところです。
治療前よりも少し明るめで少し白めという希望通りにできました。
マメロン、ハロー効果も軽めに再現しています。
この歯はもともと正方形っぽい歯なので、本来は歯肉整形をして、歯茎を上に上げる手術をした方が長方形になって綺麗になるのですが、患者さんがそこまでは望まれませんでしたので、ラインアングルを狭くすることで錯覚を利用して縦長の歯に見えるように工夫しました。
マージンは縁上ですが半透明のインビジブルマージンにしてありますので、境目はほとんど分からないと思います。
治療回数 2回

歯ぎしりがある方は、割れることがありますのでお勧めできません。セラミッククラウンの方がいいでしょう。