仮歯がすぐ入るインプラント(即時荷重)


左上2番(向かって右側)の歯が割れてしまい、抜歯してインプラント治療をすることになりました。

既存骨を壊さないように慎重に歯を割って抜歯します。

周囲に骨が残っていたので、無切開で抜歯同日にインプラント埋入手術も行いました。

骨が足りないときはソケットプリザベーションして骨を作ってから後日埋入します。

インプラント埋入時。ギャップが大きいときは骨補填材や結合組織移植も併用します。

埋入トルクが70Nありましたので、当日に即時荷重(仮歯作り)をしました。Nobel Activeという即時荷重に優れたこのインプラントは、鋭い形態からも分かるように、しっかりと骨にかみこんで、初期固定が得られやすいです。

仮歯が入りました。この段階では咬ませていませんので、短めの歯になっております。本歯は通常の長さになります。抜歯+埋入+仮歯まで同日で行いました。

無切開で行いましたので、腫れや痛みは最小限度です。

治療時間 90分

治癒まで6ヶ月待って型を取ります。唇側の骨吸収も最小限度に抑える事ができました。歯間乳頭も無切開でしたので、温存できました。

スクリューリテインタイプの本歯です。ジルコニアアバッドメントを使用していますので、明るい歯が入ります。

本歯が入りました。隣の歯の見た目が気になりますが、いつか治したいですね。当院では部位や目的によって適切なインプラントを使い分けています。


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