オールセラミック・ブリッジ


金属を全く使用していないオールセラミックブリッジは、透明感があって自然な歯に近い色を出せ、強度もあるので壊れにくいとてもいい材料です。


左上2番(向かって右側2番目)が歯根破折を起こして腫れて痛みがあります。残念ながら割れてしまうと、保存できませんので抜歯してセラミックブリッジで治療することになりました。

抜歯した歯。中で割れてしまっています。

その日のうちに、両隣の全周削って、仮歯を仮付けします。歯を抜いた部分はそのままにすると、へこんで形が悪くなるので、人工骨を入れて、へこみを最小限に抑えます。

2ヶ月後、傷が治ったら型をとります。

石膏模型です。綺麗に形成できています。

オールセラミックブリッジですので金属は使用してません。金属アレルギーの心配もなく、透明感もあって自然な歯の色を再現できます。強度も高く、接着剤も強いのを使いますので、取れることはほぼありません。

歯がない部分はオベイドポンティックで仕上げていますので、歯はないけれども歯が生えているように見せています。

わかりやすいようにブリッジを少し浮かせた状態です。

色調、形態、咬合と全て調和した綺麗なブリッジが入りました。

自費診療

治療期間 約3ヶ月




奥歯で噛めるようにして欲しい、前歯の歯並びを奇麗にして欲しいという事で来院された患者さん。
奥歯がないため前歯が出っ歯になってしまいました。
専門用語でフレアアウトを起こしたといいます。
1番の原因は奥歯がないままにしていた事。
2番目は歯周病がかなり進行してしまった事です。

横から見ると出っ歯具合がよくわかります。

下の前歯4本は重度歯周炎のためグラグラで、今にも抜けそうです。

治療計画は相談の結果

1 歯周病治療

2 下前歯4本抜歯 仮歯

3 奥歯インプラントでバーチカルサポートの確立

4 上前歯はリトラクション(部分矯正)して出っ歯の改善(引っ込める)

5 下前歯オールセラミックブリッジ完成

となりました。

下の前歯4本抜いて、

当日に、6本の仮歯を装着。

傷が治る間に他の治療をすすめます。

出っ歯の上の歯を矯正で引っ込めてから、下は最終形成しました。

平行かつ均等に必要充分に削ります。
形成をみればその歯医者が上手いか下手かすぐ分かってしまいます。
奥歯はインプラント埋入手術まで終わっています。

傷が治ったところで型を取り、オールセラミックブリッジが完成しました。金属は使っていませんので、金属アレルギーの心配もなく、見た目も綺麗です。抗菌作用もありますので、汚れがつきにくく、落ちやすいです。

奇麗になりました。
これで笑うときに歯を隠さなくても大丈夫ですね。

スペースが不足していたため、自然な範囲で捻転させてあります。

お疲れ様でした。