短いインプラント(ショートインプラント)


骨の長さが短くて、通常のサイズのインプラントが入れられないときには
ショートインプラントという短いサイズ(骨縁下8mm以下)のインプラントを使います。
通常よりも、条件がよくないのでいくつか注意点があります。
特殊な技術を使えば、通常のインプラントと成功率は変わらないといわれています。

右下奥歯2本、固定式のインプラントを希望して来院されました。

骨の厚みが充分にはありません。
下の黄色い線が下歯槽神経、上の線が骨上端で挟まれた部分が有効な骨です。

ショートインプラントを2本埋入しました。
アダプテーションテクニックを用いましたので
ショートインプラントですが40Nの初期固定が得られています。
ブローネンマルクインプラント Mark Ⅳ 4-8.5mm 4-7.0mm

手術後のレントゲン写真。
神経を避けて予定通りの位置に埋入出来ました。
このような症例では事前にシュミレーションをする為、CTスキャンを撮影しています。
手術時間30分。

4ヵ月後、白い固定式の歯が入りました。

当院では、神経損傷等の医療事故は0件です。
できるだけ安全で腫れない、痛くない、短時間の手術を常に心がけていますが、痛みの感じ方は個人差があります。


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