金属床総義歯(ゴールド床)
総入れ歯には大きく分けて
プラスチックでつくる ①レジン床義歯 と
フレームを金属で仕上げる ②金属床義歯
の二つがあります。
この症例では②金属床義歯(ゴールド床)で仕上げています。
上下無歯顎(歯が全くない状態)の患者さんで、しっかりとした総義歯を作りたいとの事で来院されました。
上下共に顎堤があまりなく難しい症例ですが,
特殊な型取りをして対応しました。
フレームと人工歯の一部をゴールドで仕上げました。フレームを金属にするとレジンと比べて1/3に薄くできるので違和感が少なくなります。人工歯にゴールドを使うと摩耗しにくいので、10年、20年と長く使用できます。
裏からみたところ。金属フレームは熱を伝えやすいので、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく感じるので、味がおいしく感じます。
正面からみたときは、金属はみえません。
吸着も大変いいので外すのが大変なくらいに作製できました。
治療回数 8回